3月20日(水)をもちまして、いろはにほへと日本語教室の3学期のすべての授業が終わりました。
1年間、よく頑張りました!来月からは新しい学年です。
いろはにほへと日本語教室フィレンツェでは、読み書きクラスの卒業式はひとつの大きな区切りとして、年中行事にて幼児クラス・読み書きクラス合同で執り行っています。
幼児クラスは読み書きクラスへ続くという道半ばでもあることから、学年最後の日にクラスみんなと保護者の皆さんでお祝いしました。
幼児クラス卒業・終業式
これからは読み書きクラスに上がって、お勉強の量も少しずつ増えますが、今のまま、素直で積極的な心をそのまま持ち続けていてほしいと思います!
延長クラスの成果発表
今年一年、延長クラスでひらがなをたくさん覚えた延長クラスの子どもたちは、みんなの前でその成果を発表しました。
一年前は自分の名前を書いた椅子を見つけるのが精いっぱいだった子も、立派に五十音が書かれた表を読んでいきます。
たった一年ですが、大きく成長したその姿に私たち教師はもちろん、お母さん・お父さん方も胸を熱くされたことでしょう。
最後の絵本&最後の手遊び&最後の歌
4月からは、読み書きクラスへ上がる年長さんにとっては最後の絵本&手遊びです。
自分たちが大好きだった手遊び、一生懸命大きな声で歌いながらやってくれる様子はとても微笑ましいものでした。
最後の歌は、やっぱり『思い出のアルバム』です!
今年の作品集
今年一年、幼児クラスでは月ごとに季節をテーマにした作品を頑張って作ってきました。
各月ごとに折り紙を折って、思い思いの世界を一緒にお絵描きしています。
一学期
二学期
9月は、お月見をテーマにお教室で月のうさぎのお話をしたので、ウサギさんを折りました。
三学期
1月は、今年の干支のいのししを折りました。
年少さんだったときには字はもちろんのこと、絵もファンタジーで第三者からはなかなかよくわからなかったりした子が、年長さんとして卒業するときには他の人が見てもその世界観や登場人物がわかるような上手な絵を描くようになりました。
いえ、むしろ、この年度が始まったときと比べてさえ、各段に上達していたりします。
「お名前もちゃんと書いてね」という私たちの指示もしっかり理解して、月ごとに上手になっていっています。
子どもたちの成長は、日々なかなか気づきにくいこともありますが、こうして一年分を並べてみるとその成長ぶりがはっきりとわかります。
今年もたくさん成長しました!
一年前と比べて、一人一人、それぞれにまた今年も大きく成長した子どもたち。
いろはにほへとに入ってきた時にはお見送りのお父さんやお母さんから離れられなかったり、泣いて脱走したり、机の下から出てこなかったり…(笑)と、数々の伝説を残してきた子も、本当に立派な姿で幼児クラスを卒業しました。
昨年は椅子にじっと座っていることができなかった子も、年長さんになってからは小さなお友達のお手本になろう、という気持ちが伝わってきました。それに、まだ難しいことをお手伝いしてあげたり、上手に日本語が出てこない年少さんのイタリア語を私たちに日本語で教えてくれたり。先生のお手伝いをしてくれる子もいましたよ。
年少さんも、そんな年長さんや年中さんの姿を見て、お教室の中でどうするのかを少しずつ学んでくれているようです。
まだ拙いながらも、「ここでは日本語で喋るのがいいんだ」と分かっているのか、一生懸命日本語で話そうとしている姿、わずかなフレーズながらも日本の歌を一緒に歌ってくれる姿。
本当に小さな頃から毎週見てきた子どもたちの成長は、私たち担当教師たちにとっても大変喜ばしいことです。
また来月!!
一年、また一年と子どもたちを送り出していくのは少し寂しくもありますが、それ以上に、はっと気づくとこんなこともできていた、と成長を感じることができるのもこの時期の楽しみの一つですね。
それもやはり、普段からのご家庭でのお父さん・お母さんのご尽力あってこそだと思います。この場を借りて、お礼申し上げるとともに、今後とも引き続きよろしくお願い申し上げます。
あと10日ほどもすれば、また新しい年度が始まります。
今年はどんなことができるようになるかな。また新しいお友達が増えるかな。
今から、一年後の3月が楽しみでなりません。
それでは、4月に変わらず元気な姿でお会いしましょう!!