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【代表より】2019年度末のご挨拶

去る3月1日、いろはにほへと読み書きクラスの卒業式が無事とり行われ、6年生5人が旅立ちました。

コロナウイルスの不安が迫る中、消毒と手洗いを徹底しての開催でしたが、祝福と感謝に溢れ、いい思い出になったと思います。準備してくださった先生方、保護者の皆様には、この場を借りて改めて深く御礼申し上げます。卒業生の保護者の皆様からは、いろはにほへとに御寄付もいただきました。こちらも心から感謝の意を表したいと思います。


卒業生5名のうち4名は、いろはにほへとが発足した2010年度に入会してくれた生徒たちです。残りの1名は、読み書きクラス1年からで、本来2年生でしたが6年間他の生徒たちのお兄さんのような存在でした。

幼児クラスを含めて9年間、本当に頑張ってくれたと思います。そこにはもちろん、保護者の皆さんの並々ならぬご苦労と、先生方のご尽力がありましたが、何よりも本人たちのやる気と努力に拍手を贈りたいと思います。


そして私たちいろはにほへとの講師陣も、子供達にたくさんのことを教えてもらいました。私たちは純粋な日本人ですが、彼らは違います。

日本人とイタリア人の血を合わせ持つ彼らが、何を考え、何を感じて、どのように表現するのか、一人一人が、一つ一つのことが私たちにとって発見でした。

私たちが考えもしないような力や表現を発揮する反面、とても繊細な部分もあり、保護者の皆さんと協力しながら、難しくもやりがいのある作業を一つ一つ乗り越えてきた9年間でした。

5人の卒業生の後に続く在会の子供達も、一粒の真珠が貝の中で少しずつ磨かれるように育ちつつあります。それぞれの個性が少しずつ伸び、花開いていくのを近くで見守ることのできる私たちは、幸運であり、そんな喜びをくれる子供達に感謝の日々です。


今秋でいろはにほへとは発足10周年を迎えます。コロナウイルスによる非常態勢のもと、4月4日から新年度を開始できるかどうかまだ不明な状況ではありますが、そんな中でも成長していく子供達のために何ができるか常に考え、先生や保護者のみなさんとともに歩みを進めていきたいと考えております。

今回の災禍は、無秩序なグローバル化に警鐘を鳴らしているとも言えます。ますます変化の激しい世界の中にあって、グローバル化の最も期待すべき成果とも言える子供達が、その豊かな感性と無限の能力を発揮し、自身と家族、社会そして地球のために活躍してくれる将来を夢見てペンをおきます。

最後になりましたが、今年度もいろはにほへとに理解を寄せ、ご協力くださいまして、誠にありがとうございました。来年度も引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

代表 嶋田 曜子