毎年5月は、一学期のイベントとしていろはにほへと幼児クラス・読み書きクラス合同のピクニックを開催しているのですが…
今年、2019年は本当に雨が降って寒い日が多い一か月でした。残念ながら今年のピクニックは2週連続雨天のため中止…となってしまったのですが、運よく色々なご縁のつながりで、山口県光市より『光紙芝居』の方が、日本の伝統的な文化である紙芝居を上演しに来てくださいました。
- 紙芝居上演
- 2019年5月11日(土)・12日(日)
- いろはにほへと日本語教室フィレンツェ・テルメ教室
『光紙芝居』のご紹介
『光紙芝居』の皆さんは、光市の昔話民話などを素材にオリジナル紙芝居を作成、上演されている、市民ボランティア団体です。
地域の子どもたちが光市のことを誇れるよう、「心のふるさとづくり」を目指して伝承活動を行っている他、子育て支援にも努めていらっしゃいます。
また、地域の幼稚園・小学校・中学校のほか、コミュニティセンターやお寺などでも紙芝居の上演や自作紙芝居の指導などもされています。
精力的な活動と地域への貢献を評価され、2010年「第5回女性いきいき大賞優秀賞(地域分野)」/2011年「平成23年度やまぐち県民活動きらめき財団理事長賞」/2015年「平成27年度チャレンジやまぐち!地域貢献賞」など、数々の賞を受賞されています。
参考 光紙芝居Facebookページ 参考 ようこそ光紙芝居のホームページへふるさとのお話 光紙芝居
幼児クラスでの上演
土曜日の幼児クラスでは、子ども向けの比較的簡単なお話を3つ、上演していただきました。
いつものお教室と違って、初めて見る「はっぴ」を着た人がやってきます…何が始まるのだろう、と子どもたちも興味津々。
小学1年生が作ったという作品に見守っていた保護者の方や、私たち教師もビックリ!!絵もお話もとても上手にできていました。
可愛い動物たちがごはんを食べたり、歯磨きをしたり。
虫歯はいやだ!かばくんみたいに虫歯にならないように、ちゃんと歯磨きをしなきゃ!ということで、お話のキャラクターたちと一緒に歯磨きのしぐさを「シュッ、シュッ、シュッ」とやってみる子どもたち。そして前歯もしっかり磨けたかな?「イーッ」のお口で確認です。
ちゃんとできた後、満面の笑みでとても楽しそうな表情が印象的でした。
幼児クラス・読み書きクラスでの上演
そして翌日曜日は、本来はピクニックを開催する予定でしたが、雨天のため室内での紙芝居上演に。
こちらは読み書きクラス高学年の子どもたちも来てくれたので、少し難しいお話と、簡単なお話と色々と上演していただきました。
子どもたちは初めて見るはっぴ、拍子木、木枠付きの本格的な紙芝居に興味津々。
いつもの絵本の読み聞かせ以上に、珍しい紙芝居の上演にじっとお話に聞き入っています。
後方で見守る保護者の皆さんも、ここまで本格的な上演は久しぶりだったのではないでしょうか。
そして、時間の後半、「じゃあ、実際にやってみたい人~!」の声に、予想を上回る「ハイ!」「ハイ!」「ハイ!」「私も!」「ぼくも!」の大合唱。
代表して何人かの子どもたちに実際に紙芝居を読んで上演してもらい、拍子木も打ってもらいました!
まだひらがなが読めない幼児クラスのお友達も、張り切って「やってみたい!」と立候補してくれたので、先生がお話を読みながら紙芝居を進めるお手伝いをしてくれました。真剣な顔つき!
とてもいい経験になりました!
上演終了後、子どもたちそして保護者の方からも、ご好評のコメントをいただきました。
日本文化に触れる貴重な体験ができ、子どもたちにとっても楽しい一日となったことと思います。
光紙芝居のみなさん、どうもありがとうございました!