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【イベント】多言語文化交流会『Il crocevia delle lingue』に、いろはにほへと日本語教室フィレンツェも参加しました!

2018年9月21日(金)、フィレンツェ市近郊に住む多言語を使用する環境の子どもたちに向けて、フィレンツェ市主催のイベント『Il crocevia delle lingue』が開かれました。

イベント記録
  • 『多言語文化交流会』Il crocevia delle lingue
  • 2018年9月21日(金)17:00-19:00
  • la ludoteca La Mondofiera – via dell’Anconella 3 – Firenze

『Il Crocevia delle lingue』とは

フィレンツェには日本語をもう一つの母国語とする子どもたちの他、アラビア語、ロシア語、ポルトガル語、などなどたくさんの言語を話す子どもたちが住んでいます。

 

このイベントは、フィレンツェで活動する様々な国の子どもたちに母国語を教える、『いろはにほへと』のような団体が参加し、母国語でのゲームや歌などを披露しました。

 

いろはにほへとの子どもたちと保護者の方にも参加してくださった方がいらっしゃいました!同じ境遇の子どもたちと接するいい機会になったことと思います。

 

イベントの様子

 

いろんな国にルーツを持つ子どもたちが一度に集まりました。

 

とっても貴重な機会ですね!

 

各国の遊びを一緒に

 

こちらは、アラブの遊び。アラビア語の歌を歌いながら、手をつないてみんなで輪になってまわります。

 

日本文化の紹介

 

いろはにほへとのブースでは、他の言語の子どもたちとひらがなやカタカナで、自分たちの名前を一緒に書きました。

 

実はとても好評だったのが、日本「風」の世界地図。

 

イタリアはもちろん、ヨーロッパ世界では地図の中心部分がヨーロッパ周辺になり、日本は右(=東)の端っこに描かれます。

 

だから、『極東』っていうんですね!

 

こんな地図、日本にしかないよ!とちょっとした話題になりました。

 

イベント参加への感想

肌の色も言葉も違う子供達が、自分たちの知らない言語を見たり書いたり、そして最後にみんなで手をつないで遊んでいる姿を見て、こんな子供たちが大人になったら、きっと争いなど起きない世界になるだろうと希望が湧きました。
この催しがこれからも回を重ね、さらに多くの国の子供達が参加してくれることを心から願っています。

(いろはにほへと日本語教室フィレンツェ校長・嶋田曜子)

今回のイベントに参加しまして、まずは
いろいろな国の子ども達が一堂に会し、様々なイベントに参加して、
一緒に笑い、元気に遊び、
楽しそうにしている姿を見ることが出来ました事、
とても嬉しく、こちらも幸せな気持ちになりました。

普段、他の国の方たちとは、
学校や公園などで知り合うことがあっても
その国の文化や生活習慣などを、深く知ることや
体験することはなかなか無いと思いますので
そういう事に触れる、良い機会になったのではないかと思います。

自分たちの国を外国の方々に知っていただき、

理解を深めていただくことは
お互いを尊重し合い、差別をなくし、皆が平和に過ごすことの出来る
未来に繋がっていくと思います。
イタリアで外国人として暮らす私達にとって、

より住みやすい環境作りや
さらには子ども達を守る事にも繫がるのではないかと期待します。

その様な意味で、多言語環境にある私達だけでなく
次回はイタリアの方達の参加が増えると良いなと思いました。

日本のブースに関しましては、
折り紙や文字、伝統模様、紹介できる文化が沢山あり
目で見ても華やかで美しく、やはり日本はとても素敵だなぁと思いました。
石塚悠子先生がいろいろ考えてご準備くださった日本のブースは盛況で、いろはメンバーとしまして、とても嬉しく思いました。
また、嶋田曜子先生が、暑い中お着物でいてくださり、
これ以上のない日本文化のプレゼンテーションだったと思います。
本当に素敵でした。
先生方のご苦労のお陰で、日本として素晴らしい形での
イベント参加となったと思います。
有難うございました。

育つ環境や文化が違ういろいろな国の垣根を
笑顔のパスポートで越え、
親交を深め交流ができる事は、とても素晴らしいことだと思いました。
このイベントが、さらなる発展と共にずっと続いて行きますように願います。
(幼児クラスの保護者の方より)

今回のイベントには、子どもにお手伝いに来てくれないかと声をかけていただき、参加してきました。ブースに来てくれた子どもたちに日本語で名前を書いてあげたり、折り紙を折ったり。他の子どもたちが素直に興味をもち喜んでいるのを見て、日本(語)を知っているということが、いつもよりも誇りに思えたのではないかと思います。また、本人たちも、他言語に接することで世界の多様性を肌で感じられたことでしょう。

お互いに、相手への興味を育み、多様性を認め合う、そんな機会がこれからも増えればと願っています。今回は、多言語環境で暮らしている子どもたちの参加がほとんどのようでしたが、今後地元イタリア人も大勢参加できるようなイベントに発展していけばと期待します。
(3年生と6年生の保護者の方より)